CHEVYのC10。
かれこれ10年程前、私が大学生の頃、シボレーのC10に乗っている先輩がいた。
その先輩はC10をカスタムしたり磨き倒したりする訳ではなく、ロクに洗車もせずに足として乗り回していた。内装もボロく、ゴミや吸殻が散乱した車内は、カーブの度に空き缶が右へ左へ転がっていた。
周りのクルマ好きからは、『もっと綺麗に乗れ』とか『そんなボロ買い換えれば』とか『無駄にデカイ』とか『燃費悪い』とか非難の嵐?だったが、私はその先輩のC10との付き合い方に感動し、手放すときは30万円で譲ってもらうという約束を取り付けた。
だが、その約束が実現することはなかった。
何故ならそのC10は『折れて』しまったのである。
『折れる』といってもイメージが湧かないと思うが、まさに折れたのだ。
キャビンと荷台の境目から真っ二つ。横から見ると見事にV字状態になったらしい。笑。
先輩に詳しく話を聞くと、
国道246を時速50マイル位で走行中に路面のギャップを越えた際、突然シートが沈んで、フロアが裂け、路面と擦れたフレームから火花が飛び散ったそうだ。窓から脱出し、クルマを見るとV字型に真っ二つだったとのこと。
幸い先輩は無傷で、
『火花が出てバック・トゥ・ザ・フューチャーみたいだったぜ!』
と笑い飛ばしていた。
そんな訳でC10に乗る夢は叶わなかったが、今でも気になる一台である。
ベンチシートに家族3人一列に座って、荷台にキャンプ道具とか満載して出掛けたい。



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