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October 04, 2005

240とアストロの共通点。

240とアストロは似ている。

エンジンはともに低回転型である。
240のエンジンは特にゴロゴロしており3000回転も回せば苦しい素振りを見せる。まるでディーゼルユニットのようだ。
アストロは幾分軽く回るが、こちらもガンガン回すタイプのエンジンではない。
その証拠にタコメーターなど純正装備されていない。

足回りは両車ともフワフワしており、荒れた路面ではドタバタと暴れ出す。
走行中は車内にロードノイズがガンガン入ってくる。
とても洗練されているとは言えないし、けっして褒められるものではない。

見てくれだって野暮ったい。
四角四面で、素朴な外観はまさに箱だ。
空気抵抗など全く考慮していないようで高速走行中の風切り音は凄まじい。
インテリアも質素そのもの。
ゴテッとした大きなスイッチがチラホラ付いているだけだ。
余計なものが無いかわりに、実用において必要なものはそろっている。
シートは柔らかいというか古いソファのような質感である。
ゆるい感じがやさしい気持ちにさせるが、ドイツ車のような硬質感は皆無だ。

だが作りはタフそのものだ。
ドアを開閉する時などその重さに驚かされる。
特にアストロは子供や老人では乗り込むことさえ辛いであろう。
機関もなめらかさには欠けるが、ガッチリとした印象を受ける。
大きなパーツ同士がゆったりと噛み合いながら動くような感じだ。
メンテナンスも比較的簡単に出来るし、少し手を掛ければ息を吹き返してくれる。
購入時はとんでもないボロであったが日増しに乗り味が良くなってきている。
これも土台が頑丈であるからこそであろう。

いわゆる高級車ではないので維持費もかからない。
使用する燃料はレギュラーガソリンで十分。
消耗品全般の価格はとても安いし、流通量も豊富である。
使用する油脂類も低グレードで十分であり、交換に掛かるコストも安価である。
しかも必要量も少なく財布にとてもやさしい。

2台を馬に例えるなら、サラブレットではなく農耕馬であろう。華はないが、黙々と健気に働き続ける。服に例えるならジーンズ、靴に例えるならワークブーツのような存在だ。使い込むほどに体に馴染み、良い味が出てくる。たくさん距離を乗り、車中泊をしたり、荷物を積む機会が多く、車に速さを求めない人には最高の足となる。まさに人生を豊かにしてくれる相棒だ。またシンプルな設計のため、メンテナンスを通して車の構造を学習する非常に良い教材ともなり得る。自分で修理することの喜びや達成感も教えてくれる。

どちらの車も絶版車となってしまったが、今後も道具として活躍してくれるだろう。
自分にとってこの2台を越える車は、当分見つかりそうもないDSC00783V


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